心にヒットしたセクシュアルマイノリティ関連のニュースをぼちぼちと。

「同性」間のパートナーシップの法制化や若者支援に興味があります。

 

性別変更の男性、最高裁で「父」と判断

2013/12/11 ソース

前田良さんは、5年前に戸籍の性別を女性から男性に変更。その後結婚し、妻が第三者から精子の提供を受けて長男を出産したが、法律上の子どもである「嫡出子」と認められなかったため、裁判所に訴えていた。

一審・二審では前田さんの訴えは認められなかったが、最高裁では一審・二審の判断を覆し、前田さんの訴えを認める決定を出した。

 

日本では、一般の男性が生殖能力を欠いていて妻が第三者からの精子提供で出産した子どもは、男性の嫡出子と認められる。しかし、戸籍の性別を女性から男性に変更した人にはこれが認められていなかった。

 

私は、一般男性に認められていることが、戸籍変更のFTMに認められていない場合は、その差が解消されるのが当然、と思う。

だから、一審・二審で前田さんの訴えが退けられた時は、裁判所の言っていることはかなり筋が通っていないな…と思った。

 

私は「嫡出子」という定義が制度として残っていることには疑問を感じているが、それでもパートナーのオノがやっているにじいろかぞくのインタビューで前田さんが言っていた

「それに僕は思うのですが、家族は法律が決めるものではないと思うんです」

「それぞれの家族は、それぞれの家族のことですよね。周りから否定されたりするのは違う」

という言葉に深く共感し、訴えの本質を見る気がする。

 

自分の生活の実感が世の中に認められない違和感。

 

私はオノを生活のパートナーだと感じているが、これが世間的には「他人」であることが、どうも解せない。

自分が●●である、という生きている実感を、どうして外部から「違う」と言われなくてはならないのか!

(しかし、何をどう闘ったらいいのかはよく分からないのが現状だが…)

 

苦しい裁判を4年間闘い抜いた前田さんに、心から「おめでとう!」を言いたい。

また、そんな前田さんを支えてきた妻のあきさん。

(支える側の方が実は大変、ということはよく知っている)

本当におめでとうございます!

 

お祝いに駆けつけ、前田さんから「今一番言いたいこと」というお題で、コメントを頂いてきました↓

 

とりあえず長かったです。

うれしかったです!

 

子どもたちに胸を張ってこの裁判のことも全部言えるし、

おかしいと思ったことに対して声をあげることの大切さと、あきらめずに信じ続けることの大切さを、僕自身も改めて実感しました。

 

「あきらめず頑張ればいつか報われるよ」

 

もし、今回の判決でダメだったとしても、それは胸を張って息子に言えることです。

家裁でダメで高裁でダメでもあきらめずに最高裁まで最後までやったから、このことを息子に言えるんだと思います。

 

 

大阪市 淀川区 LGBT支援宣言!

2013/09/01

大阪市淀川区が、6/1に府立北野高校でLGBTをテーマとしたトークセッションを行ったことは記憶に新しい。その淀川区が9月、「淀川区役所 LGBT支援宣言」をホームページや広報誌で発表した。区職員の人権研修は虹色ダイバーシティが早速開始予定。

 

大阪市といえば昨2012年、橋下市長が「区長公募」を開始した。東京は特別区(地方自治体)なので区長は住民の選挙で選ばれるが、大阪は政令指定都市なので区は市の事務分掌のための行政区であり、区長は市長によって選ばれる。今までは市職員から区長が選ばれていたが、これを公募にし、権限を強化し、区の特色を打ち出していく。

 

昨年、公募で選ばれた淀川区長は榊正文(さかきまさふみ)氏。区役所のLGBT支援は区長主導で決定したようだ。

 

セクシュアルマイノリティの人権が認められていくには当事者の活動だけではなく、多くの非当事者からの支援が必要。

だから、こうして1つの区が関心を持っていると広くアピールしてくれることが本当に嬉しい!

 

ただ、気になるのは、私たち当事者は非当事者からの支援を上手く力にしていけているのか?ということ。

支援者を増やし、必要な支援を引き出すのは当事者側の課題だ。

 

こちら側が常に「やってもらう」立場ではなく、非当事者にセクシュアルマイノリティ支援をするメリットも提示していけるくらいの力の結集をやはり望む

(この考え方は「多様性」と反する部分が大きいので、セクシュアルマイノリティ活動の最近の本流とは外れているのですが…)

 

とりあえず、喜びの気持ちをカタチで表そうかと淀川区に「ふるさと寄付金」。

 

 

 

尾辻かな子氏が、セクシュアルマイノリティだと公言している初の国会議員に!

2013/05/08

民主党の室井氏が、次の参院選に他党から出馬したいという理由で先月提出した離党届を党に受理されず、対応を急ぐために参院に議員辞職願を提出。室井氏の辞職が認められた場合、07年に行われた参院選の民主党の比例代表名簿から、尾辻かな子氏が繰り上げ当選する見通し。

 

尾辻氏が繰り上げ当選になった場合、任期はわずか2ヶ月あまり。

しかし、今夏の参院選に出馬するなら、知名度が少しでも上がるという意味で追い風になるのではないか。

また、繰り上げ当選であっても、史上初のセクシュアルマイノリティだと公言している国会議員の誕生は、当事者として嬉しい限り!

 

尾辻氏は03年に大阪府議に初当選。05年、著書によりレズビアンだということを明らかにし、日本で初の、セクシュアルマイノリティだと公言している政治家となる。

 

07年、府議任期満了後、参院選に出馬するも惜敗。

同性間のパートナーシップ支援を色濃く打ち出した選挙戦略であったと記憶している。新宿二丁目に東京事務所を開いたので、多くのセクシュアルマイノリティやその支援者が選挙活動を手伝った。私の友人知人にも手伝った人が多数居たため、思い出深い選挙である。

 

12年、衆院選に出馬し、惜敗。

前回の参院選と違って、同性愛当事者であることを表に打ち出した選挙戦略ではなかったと記憶している。

 

 

各国で同性婚続々と法制化。日本でもようやく各国の同性婚事情が報道されるように…?

2013/04/23 フランス ソース

 

フランス国民議会(下院)が同性間の結婚を認める法案を最終可決。オランド大統領の公約の一つで、同性のカップルが養子を取り両親となることを認めるなどの内容。野党の右派・国民運動連合(UMP)は法案可決を受け、憲法会議に違憲審査を請求。だが、憲法会議は1カ月以内に合憲と判断する見通し。同性婚を認めるのは世界で14カ国目。

 

フランスのPACS(連帯市民協約)は同性愛者の要請により結婚に準じるパートナーシップ法として成立し、結婚より制約が少なく利用し易いという点で異性愛者にも支持され、フランスでは現在「結婚」よりも「PACS」を取る人が多い…というのが2012年までの私を含めセクシュアルマイノリティの常識だった。

フランスに対しては同性間のパートナーシップに関してとても先進的なイメージを持っていたし、「結婚」よりも「結婚に準じるパートナーシップ法」の方がむしろ誰にとっても暮らし易い進歩的な制度なのではないか?という認識だ。

だから、正直、私としてはフランスの同性婚をめぐる賛成・反対の騒動には驚いている。

「え?PACSの方がいいんじゃなかったの?」「まだ、そんなに同性愛に対して偏見があったの?」と。

 

 

2013/04/17 ニュージーランド

 

ニュージーランド議会(一院制)は、同性間の結婚を認める法改正案を賛成多数で可決。総督の承認を経て8月に発効する見通し。アジア太平洋地域で同性婚を法的に認めるのはニュージーランドが初めて。全世界では13カ国目。

 

同性婚法案が可決された瞬間、傍聴席から支持派が全員総立ちで、喜びのあまりマオリ族のラブソングを歌う動画。

 

日本でこんな日が来るのかな、来たら何を歌おうかな、と夢想。

虹色のストライプの服を着た、ウェービーな黒髪でメガネの女性が、この法案の発起人である、レズビアン当事者の国会議員、ルイサ・ウォール氏

 

 

2013/04/10 ウルグアイ ソース

 

南米ウルグアイで、同性同士の結婚を認める「結婚平等法案」が上院に続いて下院を通過。大統領の署名で成立する見通し。同法が成立すれば、国として同性婚を認めるのは中南米でアルゼンチンに次いで2カ国目、世界では12カ国目となる。